ジャカルタ・ヨガ事情

私はヨガをしている。が、ストイックではまったくないので、細ーく長ーく続けていければいいと思ってる。始めた頃は痩せるかな、と期待していたのだが、痩せません。

日本では学芸大学にあるヨガスタジオに通ってRYT200を取得したので、こちらに来ても続けていきたかった。クラスの受講料が日本での受講料と大して変わらないため、まだこちらでは一般庶民に受け入れられているというより、まだミドル・アッパークラスの人たちのエクササイズといった感じだ。

ルマ・ヨガはブロックMに近いところにあるヨガスタジオで落ち着いた部屋の中でヨガが受けられる。フェイ先生というイケメンでゲイっぽい先生のハードなヴィンヤサのクラスが好きだったのだが、平日しかクラスがないので無職なら通えるが普通の会社員には通えなくなったのでやめてしまった。スパも併設していて予約しないとまず無理という人気だったが今はどうなのだろうか。

その次に通ったのがアイアンガーヨガでこれはクマンにある一軒家をスタジオにしていてレベル分けをしている。先生が次のレベルのクラスに出席してもいいよ、と言ってくれるまで次のレベルには進めないしくみになっている。プロップスも充実している。

しばらく続いたがちょっと遠かったのと妊娠出産が続いたため足が遠のいてしまった。

その次がリアルヨガというヨガスクールで当時住んでた家に近かったのと、夜のクラスがあるため仕事帰りでも受講できるという理由で通うことにしたのだが、このヨガスクール、一年契約をしなくちゃいけない。なんかそのシステムがいやでしかも次の年は一年分を前払いするシステムだという。で、一年分一括は無理だといったらクレジットカードの限度額をあげてもらえといいだしたので継続せず一年でやめた。一回のクラスが一時間しかないのと、冷房をかけながらするのであんまり運動した感がなかった。

リアルヨガの次に通ったのがダルマワンサに近いエリアにあるアシュタンガヨガだった。ここも閑静な高級住宅地の中にあり普通の一軒家をスタジオにしているが先生はたった一人のインド人でかなり変わった感じの人だった。で、むちゃくちゃ厳しい。ちょっと目を窓の外にむけようものならすぐに何を見ている、窓の外に何があるんだ、もっと集中しろと怒鳴られる。でもここに通っているプラクティショナーは皆先生ですか?っていうくらいすごいアーサナを黙々と汗をだらだら流しながら行っている。先生とあまり相性がよくなかったのとなんだか気後れするのでここは数か月しか続かなかった。

で、落ち着いたのがホットヨガのスタジオに併設されている常温で行うヨガスタジオのヴィンヤサクラスだ。私はプラザスナヤン・アルカディアにあるスタジオに通っている。ここのスタジオのメインはビクラムヨガで42℃に暑くした室内で決められた26(?)のポーズをとるヨガなのだが、それ以外にヴィンヤサやハタ、アシュタンガのクラスもある。私はホットヨガは数回試したことはあるが常温でさえ汗がだらだら出るので、普通のクラスのほうが好きである。なんだか自然な感じがして。クラスは90分。私が受けるモナ先生のクラスは東京で通っていたヨガスタジオの教え方に通じる感じがする。シークエンスがすごく考えられて作られているのだ。ターゲットにするアーサナを決めてからそこへ身体の状態を持っていくためにターゲットアーサナで使う筋肉をほぐし伸ばしていく。土曜日10時~のクラスに参加しているのだが、一週間分たまった毒が汗とともに体外へ出ていく感じが爽快である。

ジャカルタにもいろんなヨガスタジオがあるので、ヨガには困らない。が、クラスはほとんど英語である。日本では特定のアーサナに対して使う筋肉や注意点など細かく教えてくれるが、こちらのヨガクラスはどこもそのような解剖学的な説明などしてくれず、見よう見まねで覚えるしかない、といった感が強い気がする。