スタバinインドネシア
日本には1996年に進出したらしいスターバックスだが、インドネシアは2002年に進出したようだ。インドネシアのスタバは16年目を迎える。
今でこそスタバはどこにでもあるけれど、2002年当時、バリには私が知ってる限りでは1つか2つしかなかったように思う。今は亡き昔の上司にカフェモカを奢ってもらった時などすごく嬉しかったことを思い出す。
こちらのスタバもそうだが、日本のスタバはいつも混んでるイメージがあるので一時帰国中も立ち寄ることがなくなってしまったため、どんなメニューがあるのかはわからないが、こちらのスタバはさすが南国、ということもあってこちらならではのメニューがあるような気がする。最近はタロマフィンを食べた。紫のタロ芋のマフィンの中にタロ芋のペーストが入っていて、優しい味わいだった。
飲み物でもパンダン・ココナッツゼリー・フラペチーノなんてすごく南国風だと思う。ちなみにパンダンはインドネシアやマレーシア、タイなどでお菓子の香りづけ等に使われる葉っぱで甘く独特の香りがする。
タンブラー等販売しているが、ご当地マグカップみたいなものを販売していて、ジャカルタやバリ版はみたことがあるが他の都市もあるのだろうか。
PAUL&JOEとコラボしたらしいタンブラーを最近見かけたが以前、ヴィヴィアン・タム?とのコラボ商品も見かけたような気がする。
こんな南国のスタバだが、春は(といってもいつも夏だけど)桜モチーフの商品が増える。他の国の人たちもそうだと思うけれど、桜って外国人のあこがれのように思う。インドネシア人も桜を見てみたいという人や、桜を見るために日本に行く、という人がとても多い。日本に住んでいた時は桜が咲くともう春だな、みたいにしか思わなかったけれど、春の限られた短い時間だけ咲き誇り、暖かいボワッとした春風に吹かれて美しく散っていく様は日本から離れる時間が長ければ長いほど懐かしく感じる。もう何年も桜の花を見ていない。
話はかわるが、インドネシアのスマトラ産コーヒーが世界のスタバで最も人気のコーヒーらしい。こちらのフリーペーパーの記事でそう書いてあった。味が濃厚で風味がよいというのが人気の理由らしい。インドネシアのコーヒー業者と長く関係を築いていて、スマトラ産コーヒー豆の売上の一部は学校や住居の設備改善やコーヒー農園の改善のために寄付されているらしい。
スタバって一つの会社としながら、地域性をすごく大事にしているように感じる。ご当地メニューやタンブラー、インドネシアの伝統的な織物であるイカットのモチーフを使ったコラボ商品とかこういった姿勢がいいなって思う。もう少し値段が安いとありがたいのだが。そういえば、こちらにはショートサイズはなく、一番小さいサイズはトールである。
また一つ思いだした。スタバをはじめ、こちらのカフェやレストランではパスワードを教えてもらいWi-Fiに接続できるので、日本でも同様にすぐネットにつなげられるのだと思っていた。だからわざわざラップトップを持って行っていざ接続しようとするとできないのには困った。みんなルーターを持ち歩いているのだろうか。私はアナログBBAなのでそういったことにはほんとに疎く、困ってしまう。